お米シリーズ第3弾!
今回は北海道米が全国で食べられるようになった火付け役。「きらら397」のご紹介です。
第1弾「ななつぼし」
第2弾「ほしのゆめ」
も是非見てください!
美味しいお米への道のり
さて、この「きらら397」。知名度に関してはやはりトップクラスではないでしょうか?
北海道に住んでるからかもしれませんが、北海道のお米の名前と聞かれたら、「ゆめぴりか」か、この「きらら397」が最初に出てくる名前なんじゃないかと。
それもそのはず、このお米ができたのは昭和63年。僕らが5歳位の時です。
昭和の文字がかなり昔に感じるようになったのは、きっと歳をとったんですね。。。
そんなロングセラーのこのお米。味はというと、あっさりとしていて硬さも固め。
美味しいと言われる基準にはあと一歩といったところです。
ただし、これが丼物やチャーハンに使われると大変身します!
粒がしっかりしているので、食感もよく、粘りの少なさもパラッとした長所になります。
なのでこのお米は外食産業にとても重宝されてきました。
特にこの「きらら397」が出た当時は、北海道米は価格が安いだけで味は最悪といったイメージが全国的にありました。
それが普通に食べれる味で、しかも使いようによっては価格が安いのに美味しい!
こうして、北海道米に新たな希望が生まれたのです。
農家としても、売れるお米。しかも収量も申し分ない。作りやすいお米として大量に生産するようになりました。
まぁ北海道のお米が昔美味しくなかったのには別の理由もあるんですけどね。
昔はお米自体、出来たら出来た分だけ全量「国」が買ってくれました。
なので、北海道はその広い土地を活かして作れるだけ大量のお米を作ったのです。
もちろんその頃は、どんなに作ったって余るということが無かったのですが、食の変化やよく食べる年齢層の高齢化等で、余り出すようになりました。
そこで「国」は一部だけ買うけどあとは自由競争ね!とはしごを外しました。
そして、量だけ作って美味しくない北海道米はどんどん余るようになったんですね。
そんなこんなで、美味しさを追求し、今やっと僕らは手軽に美味しいお米を食べれるようになったんです。
うーん。農家さんには感謝してご飯食べないとですねー。
これ文章だとかるい感じになりますが、当時の農家さん達は結構大変だったと思います。
ニュアンスとしては公務員で働いていたのが、いきなり歩合のパートにされるような感じ?
この辺はまた別の記事で掘り下げていきたいと思います。
さて、今は「きらら397」はおそらくあまり店頭ではみないと思います。色々と使い勝手はいいのですが、やはり一般人が炊飯器で食べるなら、もっと美味しいお米出てきてますからね。
どんぶり大好きな人は一度是非お試しください。意外とハマるかもですよ!
それではー
by晴翔
価格:1,850円 |