北海道は札幌の道庁を中心として、いくつかの行政区画で分かれていて、旭川や富良野、美瑛、士別等を含む北海道の中央付近の地域を上川管内と表されることがあります。
その上川管内で一番古いとされているのが「永山神社」
今回は毎年この時期に行われる永山神社祭のご紹介です。
永山神社
旭川の永山地区にあるこの神社。
開拓の歴史が北海道の歴史の始まりになりますが、その中でもこの上川管内で最古の神社になります。
明治24年、永山屯田兵の入植者のうち、岡山県出身の兵たちが自身の出身地の氏神様である天照大神、大國主神の御分霊を敷き、現在の永山駅の裏に小さな祠を建てて心のよりどころとして崇拝したのが始まりである。
公式より由緒を抜粋
最近では、「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」の舞台にもなった神社です。
歴史が浅いとされている北海道ですが、明治24年は1891年なので120年以上の時が流れているんですね。
永山武四郎
永山神社の由緒を語る上で外せないのがこの、「永山武四郎(ながやまたけしろう)」です。
永山武四郎は明治時代に屯田兵をまとめ、北海道の開拓に尽力した軍人です。
のちに北海道道庁長官になり、特に内陸部の開拓に力を入れました。出身は鹿児島でしたが、亡くなる直前には「我が躯は北海道に埋めよ。必ずやかの地をロシアから守らん」と言ったほど、北海道の為に多くの功績を残しました。
現在の「永山」という地名もこの武四郎から由来し、永山神社にも祀られています。
また、永山神社にはこの武四郎の銅像が建立されています。
ちなみに旧永山武四郎邸が北海道指定有形文化財として札幌中央区に保管されていて、9:00から16:00の間で一般公開もされていますので気になる方は是非訪れて見て下さい。札幌ファクトリーのすぐ隣です。
所在地 北海道札幌市中央区北2条東6-9-22
永山神社祭
毎年6月30日~7月2日までの3日間で行われます。
まずは今年の日程から。
2019年6月30日(日)
宵宮祭 19:00~
2019年7月1日(月)
御例祭 7:00~
神幸式 8:00~(神社発輿)
還輿祭 17:35~
2019年7月2日(火)
後日祭 10:00~
大村石碑祭 11:00~
産子祭(初宮参り) 13:00~
7月1日の例大祭では御輿が担がれ、永山の街を練り歩きます。境内では永山太鼓の演奏も。
永山神社から徒歩10分ほどの永山駅前には多数の露店が出ますよ♪
7月2日の後日祭ではこれに合わせて産子祭りというものを行い、赤ちゃんの健康が祈念されます。
産子祭り
永山神社では、健やかな育ちを願い、昨年6月から今年6月までに生まれた赤ちゃんのために、産子祭を執り行っております。当日、赤ちゃんをつれて御参拝ください。
授与品
御守り、御守袋、長寿箸、お供物など
御祈祷料
3500円~
アクセス
神社にも駐車場はありますが、数に限りがあります。近くに道の建物として、上川支庁がありますので駐車場はそちらを利用するといいですよ。
永山駅が最寄り駅で、露店も駅前なので利用できる方は電車が便利ですね。
施設名 | 永山神社 |
住所 | 北海道旭川市永山4条18丁目2番13号 |
祭り期間 | 6月30日~7月2日 |
時間 | 宵宮祭19:00~ 御例祭7:00~ 後日祭10:00~ |