先日、北海道のローカル番組で冬の風物詩あんこう特集をやっていました。
やっぱり冬はお鍋!
その中でもあんこう鍋は贅沢で特別な冬の味覚ですよね♪
北海道のあんこう
冬になると寒さも増し、海も荒れる北海道。
その荒波にもまれながら、この時期に旬を迎えるあんこうが育ちます。
あんこうは普段、深さ100mほどのところに住む深海魚。この時期になると、70mくらいのところまで上がってくるそうです。
見た目はすごくグロテスクで、子供なら泣き出しそうな顔をしています。
一番最初に食べた人はすごい勇気ですよね!
こんな見た目ですが、食べると絶品!
プリプリの身と、濃厚な肝を持ったふぐと並び称される海の味覚に早変わりです。
この美味しさを海の動物たちも知っているらしく、12月になると『トド』がこのあんこうを食べに北海道にやってくるそうです。
しかも肝のある、腹の部分だけを食べていくんだとか!!贅沢すぎる!
7つ道具
さて、このあんこうですが、その身はほとんど捨てるところがありません。
7つ道具と称される部位に分けられます。
1.肝
2.ぬの(卵巣)
3.とも(胸びれ・尾びれ)
4.だい身(身の部分)
5.胃
6.えら
7.皮
これらは全て食べられます!
この他、骨も良いダシがとれるため鍋には必須となりますし、本当に捨てるところがありません。
あん肝
余すところなく食べられるあんこうも、やはり主役は「あん肝」ですよね!
おススメはもちろん、蒸してポン酢をかける『あん肝ポン酢』。その際には小ねぎは忘れてはいけません!
お酒にぴったりなのは言わずもがな、温かいご飯にひとかけのせて食べるのもこの時期ならではの贅沢です。
あんこう鍋
あん肝は、鍋の味にも大きく関わってきます。
他の部位と一緒に鍋で煮込んだ後、取り皿に少しとりつゆに溶いてプリプリの身を食べる!濃厚な肝の味が食感の良い身の美味しさを引き立ててくれます。
鍋の味付けは一般的に、醬油仕立てと味噌仕立ての2種類に分けられます。番組内でのおススメはダシの旨みをより感じられる「醤油仕立て」でしたが、あん肝のコクや旨みを存分に堪能できる「味噌仕立て」も捨てがたいところです。
あんこうは、捨てるところがないと書きましたが、お鍋にした時にその真価を発揮します。
プリプリの身をはじめ、ダシがしっかりでるエラや骨、濃厚なあん肝。そしてプルプルのコラーゲンたっぷりの皮!食べる部位によって食感も全然変わってくるので食べるのも楽しくなります♪
ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンEなどの栄養成分も豊富なんですよ。
温かくて栄養豊富なお鍋は、冬に1度は食べたい逸品です!
おススメはやはり荒波にもまれ、肝の旨みも濃厚な北海道産!
北海道ではこの時期になると「あんこう鍋」を提供してくれるお店も増えますね。予約必須のお店も多いですが、ちょっと贅沢な忘新年会にも最適です。
もちろんお取り寄せなんかも出来ますよ。
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鮮度そのままに、1匹丸ごと直送してくれます。
しかも、言えばしっかりさばいてくれるので安心ですね。
1匹約3kgとボリューム満点ですので食べきれない分は冷凍保存し、後日からあげにして食べるのもおつです♪
自宅でゆっくり楽しみたい方は是非どうぞ!
この時期の北海道の寒さはとても厳しいですが、「あんこう」や「たち」など冬ならではの美味しい味覚が堪能できる季節でもありますよね。
お店で、おうちで、ぜひ美味しい冬を楽しんで下さい☆
それではー。
by晴翔