新之介です。
反響も何もありませんが懲りずにやります。
TPP第2回目!!本日は
チーズ
について調べてみたいと思います。
まず、日本国内の酪農における北海道が占める割合に
ついて調べてみました。
色んな統計情報があるのですが、チーズの主原料は大半が
牛の乳かと思いますので、乳牛の割合を調べてみました。
細かく分類するとよく分からなくなるので、かなり大雑把に
進めると、
全国の乳牛の数 約137万頭
北海道の乳牛の数 約79万頭
酪農大国北海道とは聞くものの、ほんとに想像以上に
占める割合多かったです。
およそ57%
凄いですね。そりゃ、少し遠出してドライブしたら
道路横に牛をよく目撃するわけですね。
これは北海道への影響は大きそうです。
さらに国産チーズについて掘り下げると、
国産ナチュラルチーズの生産量が4.6万トン(平成26年)で、
内訳としてはフレッシュチーズが30%弱。残り70%強は
熟成チーズとなっているそうです。
ただ、この国内自給率は16%と低い割合に留まるそうです。
で、ここからが本題。
TPP大筋合意の内容ですが、簡単にまとめると
下記のような感じでした。
- 日本人が好きな種類のチーズは関税維持するよ。
- プロセスチーズの抱き合わせ制度は維持するよ。
- 熟成チーズやクリームチーズは時間を掛けて関税撤廃の方向するよ。
なんだか、付け焼き刃な知識では良い悪いは言えない感じですが・・・
まずひとつ目については、スーパーとかで6P入りカマンベールチーズとか
モッツァレラチーズ(明治さんとかで作ってますね)はよく見かけますが、
この種類のチーズは関税維持されるので、明治さんとかは一安心でしょうか。
また、プロセスチーズに関しても、現行制度の抱き合わせ制度が維持されるそうです。
ん?
抱き合わせ?
なんだそりゃ。
調べたところ、海外から輸入されるプロセスチーズの原料に国産チーズを
使ってくれたら関税無しでいいよ。ということだそうです。
(そもそもプロセスチーズもよくわかってなかったですが、簡単にいうと
数種類のチーズを混ぜたものがプロセスチーズというらしいですね。)
その他のチーズについては、11年~16年掛けて関税撤廃の方向のようです。
シュレッドチーズ(細かいとろけるチーズみたいの)とか、粉チーズなんかも
関税撤廃の方向になります。
でも、ぶっちゃけて国内でほとんど作ってないなら、消費者観点で長い年月
掛けて撤廃より即時撤廃のほうがいいんじゃないの?
あ、ちょっと待って!!
そういうことなの?
チーズの国内自給率が16%でほとんどが輸入に頼っている状況ってことは、
日本国内で生産される人気の商品は現状維持で国内生産者を守りつつ、
輸入が大半の種類のチーズについては、関税撤廃を出来るだけ延ばして、
税収を確保しているのか・・・
(消費者の気持ちなんて関係ないですよね・・・)
今さら気が付きました・・頭弱すぎですね。
日本政府の交渉としては勝ちに思えてきた。
関税撤廃が避けられないなら出来る限り期間を長くしたってことか・・・
素直に交渉としては凄いな。
ついでに関税の使いみちについて、調べてみたけど分からず。
生産者を守るために使われているなら良いのだけど、、
(税収の使いみちについて詳しい人、教えてください!)
消費者観点なら、即時関税撤廃が嬉しいんだけどね・・・
だって、チーズ好きなのに高くてなかなか買えない!!!
なんか最後は話ずれちゃったけど、まぁいいや。