「ほしのゆめ」☆北海道米の厳しい時代を支えた苦労人

お米シリーズ第2弾!

今回は「ほしのゆめ」についてご紹介します!

第1弾 「ななつぼし」 も合わせてご覧下さい。

元祖!北海道米界のオールラウンダー☆ほしのゆめ

最近ではこの「ほしのゆめ」、北海道でもあまり見られることはなくなってきました。

北海道外の方では知らない方もほとんどかもしれませんね。

この「ほしのゆめ」ですが、「ななつぼし」「おぼろづき」「ゆめぴりか」等が登場する前までは、北海道米を牽引するお米の一つでした。

元々「きらら397」が出てくる前の北海道米はひどいものだったとよく耳にします。

実際僕の父に聞いても、その当時東京とかで食べる一番ランクの低いお米の方がまだ美味しかったといいます。

そして「きらら397」の登場から、北海道でも美味しいお米を作るための研究がより強くすすめられてきました。

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そんな中で登場したのが「ほしのゆめ」です!

このお米、味も粘りもほどよく、「ななつぼし」と比べてもそう変わらない、あっさりとしているので色んな料理に合うという、すごい優等生なんです。

では何故今農家、消費者共に「ななつぼし」にシフトしていったか。

収量が少ないから農家が作らない。。

農家にとって死活問題ですね。

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コメ農家さんに昔、話しを聞いたことがあるんですが、「収量を取ろうと思ったら今よりもっといっぱい取れるんだ。ただし美味しく作ろうと思ったらどうしても収量が落ちてしまう。」

とおっしゃってました。

美味しく作ろうと思うと収入が減る可能性が高くなる。

そんなジレンマの中、この「ほしのゆめ」は試行錯誤しながら作られてきました。

まあ、収量の善し悪しには色々理由もあるんですが、美味しい美味しくないで考えると肥料や水管理なんかが影響するみたいです。

「ほしのゆめ」もう一つの特徴

そして、実はこのお米のもう一つ収量につながる特徴があります。

少しだけお米の粒が小さいのです。

見た目じゃほとんどわかりません!

「きらら397」や「ななつぼし」に比べると0.1mmとかほんのわずかですが小さいのです。おそらくこれも収量に影響してるのかなぁと。

そんな色々なドラマのあった「ほしのゆめ」ですが、近年ではその味や粘りのバランスの良さから、北海道米を検査するときの基準米として使われております。

もちろん「ほしのゆめ」のファンもいますし、気になった方は是非その味を試してみてください!

それではー

by晴翔

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