こんにちは。
晴翔です。
今回は北海道から、旭川から、壮大な映画を作りたい!そんな夢を現実に変えようとしている、映画監督兼カメラマン。ワンドリームピクチャーズの代表取締役「今津 秀邦(いまづ ひでくに)」さんに2月14日(日)に旭山動物園で初上映される事が決定している、映画『A LIFE LINE(ライフライン)』について、独占取材してきましたよ!!
※追記 仮名であった「A LIFE LINE」は『生きとし生けるもの』と名前が正式決定しました。
生きとし生けるもの
まずは予告編の動画から
映像からもおわかりかと思いますが、こちらの映画の主役は北海道に住む自然の動物たちです!しかも、この映画の監修は旭山動物園の元園長の「小菅 正夫(こすげ まさお)」氏です。
動物のプロたちが、ドキュメンタリーなどではなく、自然界に生きる動物の凄さ、力強さ、美しさを心で感じてもらう為に作った映画になっています!
さて、この映画のコンセプトですが、とりあえずは引用から
言葉はいらない。あなたの感性が映画を完成させる。
解説を聞いて映像で確認するのではなく、発見する楽しさを知って欲しい。これが基本のコンセプトです。
地球上の全ての生物は、その種だけでは存在出来ない。生物多様性には遺伝、種、生態系を核とした考えがあり、地球規模で言えば生態系自体をひとつの生物と見ることも出来る。本作品では北海道に焦点を定めて再発見する。
姿の違う動物たちを通して、それぞれの個性や能力を純粋に認めることが出来れば自分以外の命への関心と謙虚さを生むことになるだろう。そして最後は自分自身の再確認へ繋がる。
感性と想像力こそが、母なる大地を守っていく原動力であると信じたい。
人の世界で生きる私たちは比較の原理による様々事情な感情に支配されていないでしょうか? ひとりぼっちで辛くないでしょうか? 広大な大地でぽつんと親の帰りを待つ子ギツネに出会って下さい。一斉に飛び立つマガンに驚いて、出勤ラッシュを思い出して下さい。同じ大地で共生する仲間がきっと見つかるはずです。
そして、あなたにとって大事な、いのちづな(ライフライン)を確かめて下さい。
(ライフライン 企画意図より)
この映画は動物を映すのですが、動物の紹介ではないと今津監督は言います。
動物の生き方。そこに存在する生きることの凄さを肌で感じてほしい。そして、それを感じた感性こそが見ている人の自分自身の再確認に繋がるのではないか。
通常の映画のようにストーリーが決まっていて、その物語を楽しむ映画ではなく、見る人がこの映画のストーリーを自分で見つけて楽しむ映画になっているとのこと。
今までの普通の映画を見るのと同じ感覚でみるのではなく、動物たちからのメッセージを感じられるように見てほしい。そんな映画です。
映画の前半は体験型。後半はドラマ型になっているそうです。どんな展開になるのか気になりますね!!
映画へのこだわり
この動物たちの生き方を感じられるように、写真のプロ、映像のプロ、音響のプロ達が、本当に時間をかけ、そして自然から得られるもの全てをこの映画にぶつけようとしています。
例えの話しを一つ聞きました。
「よくテレビで見るキタキツネなどの動物たちの鳴き声。本当は撮影者に対して威嚇している声をあげたとしても、映像になったときにはその声は全く別の場所で使われているんだ。」
今津監督は、これらのことに昔からずっと違和感を感じていたそうです。
だから、北海道に住む自分が、北海道の動物たちのありのままの姿を映したい。
ただそれは、動物たちの生態の紹介ではなくて生きていることそのままを。
「言ってしまえば動物達の名前だって、人間が勝手につけたものでしょ?そんなものはどうでもよくて、個々の動物たちを伝えたい。」
そうして、今津監督が一人で北海道各地を撮影に周りはじめたのが約4年前。
自分で人に伝えるだけの自信が持てるだけの映像が撮れるまでは、一人でコツコツと動物たちを撮り続けたそうです。
そして、1年前。映画を作ることができる!という確信のもと、映像のプロや音響のプロに協力を仰ぎ、現在、撮影するカメラマン7名を含む主要スタッフ約20人でこのプロジェクトを遂行しています。
2/14 映画特別上映会と動物園撮影教室☆1月15日募集開始!!
事前申込必須!定員60名!!
さて、映画の告知の前に少しご紹介を。
今回「A LIFE LINE」の監督を務める今津さんですが、元々旭山動物園で年に2回ほど動物たちの写真撮影の教室を行っております。
教室といっても、お子様連れやカップルで参加している方もいますし、気軽に応募できるのですが、定員があります。
そして今回2月14日(日)に雪の中の動物園の撮影教室が開催されます。1時間ほど園内を回りながら動物たちの写真の撮りかたを学んだ後、動物園内にある「学習ホール」という所で、この映画初のお披露目。特別上映会が開催されます!
参加費は無料です。もちろん動物園の入園料はかかりますがそれ以外はかかりません。
開催時間 9:15~12:45迄(映画上映時間含む)
ただし、定員が60名であること。1月15日(金)午前9:00からの電話受付のみの予約となっています。この予約ですが、旭山動物園が窓口となっていますので、ご予約の際は下記にお問い合わせ下さい。
動物園お問い合わせ先 電話番号
0166-36-1104
この上映会は音響も5.1chの最高の音質で体験することができますよ!
上映は2月ですが、予約必須の限定プレミア上映会になりますので、気になる方は是非1月15日すぐに電話することをおススメします!
旭川でも第一線で
今回取材した今津監督ですが、プロのカメラマンとして神戸で写真展を行ったり、旭川だけではなく、全国各地で活躍されているカメラマンです。
そんな今津監督が想うこと。
「旭川でも第一線で働けるということを証明したい」
東京の人たちと仕事をする機会もあるが、やはり感じ方などは違うことが多い。それでも同じ人間だしそれほど違うとも思えない。旭川という、都市部から離れた立地であっても、大都市の人たちに負けないような仕事ができるはずだ。
この映画の製作にはそんな想いも詰まっています。
旭川~東京間約1時間半。近いようで遠く、遠いようで近い。
それでも仕事の量や給料面では東京には遠く及ばない旭川という街。僕も長年住んでいるので、いろいろな想いはありますが、この第一線で働けることの証明が上手くいくことを切に願っています。
映画上映情報まとめ
○初回プレミアム上映日時
2016年2月14日(日)9:15~12:45(写真撮影教室含む)
○映画の観覧及び写真撮影教室の予約申込
2016年1月15日(金)9:00~ 定員60名になり次第終了
○開催場所
旭山動物園(北海道旭川市東旭川町倉沼)
電話番号 0166-36-1104
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この旭山動物園のプレミア上映会を皮切りに全国、海外も視野に活動していくそうです。
人数制限ありますが、是非この機会にこの新感覚の映画を体験して見て下さい!!
それではー
P.S 実はこの映画のスタッフの中に僕の親戚がいます☆ということで、この独占インタビューが叶ったんですよ♪初めての取材でしたが、なかなか難しいものですね。