「ビフォーアフター」より。
高齢のおばあちゃんの為に玄関で靴を脱いで家に上がるための椅子。
靴を脱ぐのに楽なように匠が考えたのが壁の中に埋め込まれた折りたたみ式の椅子。
使わないときは畳んでおけばスッキリ見えるし、お客さんが来ても大丈夫ですね。
閉じた状態
開いた状態
そしてこれの良いポイントは椅子よりも手すりですね。木であしらわれているのであまり目立ちませんが、立ちたい時にちょうど両手で力を入れやすい位置に縦に伸びています。
横の手すりで十分と思われるかもしれませんが、足がだんだん不自由になってくると、立つ時に手の力に頼りがちになります。そこで片側に体重が寄ってしまうと、意外とバランスが崩れやすいんですよね。
後付の手すりは大体ネジで止めるタイプが多いと思いますが、それだと家の雰囲気が崩れてしまいますし、こんな風に周りと調和された形になるのは理想です。
欲を言えばこの手すりが必要なくらい足が不自由になってくると、杖も使っている可能性もありますし、杖掛けなんかも近くにあるといいかもですね。
ちなみにこちらの家庭は高齢のおばあちゃんと孫娘一家が同居するお家をリフォームしたのですが、靴を置いたりするプライベート玄関が壁で仕切られてあります。
最近はこのような玄関も増えていますが、来客にも備えやすいですし良いですよね。